下肢静脈瘤は時間とともに進行します

下肢静脈瘤とは - 足のコブ血管が一番多い症状

下肢静脈瘤で最も多いお悩みは、ふくらはぎや太ももの血管が「コブ」のようにふくらんでいるというものです。良性の病気ですので、治療をしなくても全身の健康状態に深刻な影響をおよぼすことはありません。しかし、自然に治ることがないため正しい治療を行わないと時間とともに徐々に進行します。小さなコブが1、2個程度なら気にならないという方も多いですが、数や範囲が拡大してくると、人前で足を出すことがためらわれるようになります。また美容的な問題だけではなく、足のだるさやむくみ夜間のこむら返りなどの症状が日常的に起こり、慢性的に苦しんでいる方も多くいらっしゃいます。さらに重症になると、くるぶしが黒ずんできたり皮膚から出血(潰瘍)をおこすことがあります。

下肢静脈瘤が生じるメカニズム - 逆流防止弁が壊れることで発症

正常な静脈は、酸素や栄養分を足に運び終わった血液を、足から心臓に戻す役割をしています。この時、足から心臓に戻った血液が重力により再び足に戻らないように、静脈の内がわには「逆ハの字」の形をした『逆流防止弁』が備わっています。下肢静脈瘤とはこの弁が壊れることにより、汚れた血液が再び足に戻ってしまう病気なのです。戻ってしまった血液が原因で足の血管がコブのようにふくらんだりむくみやだるさを引き起こします。また、慢性的に酸素や栄養が足りない状態となるので、皮膚の新陳代謝が低下し、黒ずみや潰瘍まで悪化する方もいらっしゃいます。

下肢静脈瘤の原因 - 主に4つの原因が発症の引き金に

〈遺伝〉

片方の親が静脈瘤だと50%、両親とも静脈瘤の場合には、将来的には子供も90%は発症するというデータがある程、発症には遺伝的な要素が大きく関係します。そういった方は、生まれつき弁自体が弱いため、比較的若年(30代~40代)で発症することがあります。

〈立ち仕事〉

立っている時には、静脈が流れる方向(下から上)とは反対(上から下)に重力が働いていますので、弁には常に負担がかかっていることになります。弁への負担が長時間におよぶと、徐々に働きが悪くなり、ついには壊れてしまいます。1日10時間以上立っている方は重症化しやすいので注意が必要です。代表的な職業には教師、美容師、調理師、販売員などが挙げられます。

〈年齢〉

年齢を重ねるに従って、全身を構成している軟部組織(コラーゲンや弾性線維など)の強度は弱くなってきます。弁はこれらの組織でできていますので、年齢とともに働きが弱くなってきます。こういった理由から、年齢を重ねるほど静脈瘤を発症するリスクは高まってきます

〈妊娠を経験された女性〉

妊娠時には、ホルモンの影響により静脈が柔らかくなることに加えて、腹圧が高くなるため弁に負担がかかり、発症リスクが高まります。出産経験のある女性の2人に1人が発症するというデータもあります。ただ、妊娠時の静脈瘤は例外的に治癒する可能性があるため、出産後半年までは治療を行わず経過をみます。

他にも肥満便秘なども下肢静脈瘤を悪化させる因子です。原因は1つではなく、複数の原因が重なって発症することがほとんどです。

下肢静脈瘤の分類とその治療 - 『伏在型静脈瘤』と『軽症型静脈瘤』

下肢静脈瘤は、静脈がコブのように膨らむ伏在型(ふくざいがた)静脈瘤と、それ以外の軽症静脈瘤に分けられます。『伏在型静脈瘤』はさらに、大伏在静脈瘤小伏在静脈瘤に分類されます。軽症静脈瘤には網目状静脈瘤くもの巣状静脈瘤があります。

伏在型(ふくざいがた)静脈瘤

大伏在静脈瘤(足首から太ももの内がわ)

大伏在静脈は、足首から大ももの内がわにかけて走行する静脈で、皮膚に近い部分を走行するため、逆流した血液が貯留するとコブのように皮膚から盛り上がって見えます。逆流により足の循環障害を引き起こすため、進行したものでは手術が必要となります。


小伏在静脈瘤(ふくらはぎ後面からひざの裏)

小伏在静脈は、ふくらはぎの後ろから膝の裏にかけて走行する静脈で、こちらも皮膚に近い表面に位置するため、余分な血液が貯留するとコブのように皮膚から盛り上がります。逆流により足の循環障害を引き起こすため、進行したものでは手術が必要となります。


軽症静脈瘤

網目状静脈瘤/くもの巣状静脈瘤

皮膚のすぐ下にある細い静脈が膨らんで、青白い色や赤紫色に見える静脈瘤です。伏在型静脈瘤のようなコブはありません。症状としては軽症で、治療しなくても足に悪影響はありませんが美容的に改善したい場合は、硬化療法で治療することができます。ただし、これらの軽症静脈瘤と伏在型静脈瘤が同時に起こることがありますので、伏在型静脈瘤を合併していないか、超音波検査で調べたほうが良いでしょう。



その他

陰部静脈瘤

女性ホルモンの影響と妊娠による腹部の圧迫で足の付け根や太ももの裏側、陰部周辺にできる静脈瘤です。生理になると足が重くなったり、痛くなったりすることが大きな特徴です。出産後に症状が消える場合があるため、妊娠中は治療を行わず、出産後半年たってから症状が残る場合に硬化療法を行います。

下肢静脈瘤の検査

昔ながらの静脈瘤の検査は静脈造影といって、足の静脈に造影剤を注射し、造影剤の流れで診断していました。足の甲に注射を行うので痛みが強く、造影剤の影響やレントゲン被爆を考えると、体に負担がかかる検査といえます。
しかし最近では、静脈造影はほとんど行われず超音波検査(エコー検査)で確定診断が可能となりました。超音波検査は、皮膚にゼリーをつけて体の表面から静脈の状態を調べます。静脈造影検査と違って体への負担がないため繰り返し行うことができま

ただし静脈造影と異なり、検査手技や診断に習熟した医師でないと正確な診断が難しいという欠点があります。当院では静脈瘤を専門とする血管外科医が自ら超音波検査を行いますので、安心してお受け頂けます。なお、検査に痛みは無く10分程度で終わります

クリニック概要

赤羽静脈瘤クリニック

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ごあいさつ

院長 岡本慎一(医学博士)

下肢静脈瘤血管内焼灼術指導医

患者さまへのご負担を最小限に考えた、安心・安全な日帰り治療を専門に行っております。足の血管でお悩みの方はぜひお気軽にご相談下さい。


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