PRPハイドロリリースとは、従来生理食塩水で行うハイドロリリースを、ご自分の血液から抽出したPRP(多血小板血漿)で行う治療です。
ハイドロリリースとは、痛みの原因となっている筋膜を、なんらかの液体を用いて筋膜の癒着を剥がし、痛みや筋肉の動きを改善する手技です。
「ハイドロ」という言葉は「液体」という意味ですが、日本では生理食塩水という意味で使われることが多く、治療としても生理食塩水もしくは、生理食塩水に少量の麻酔薬をまぜていることが多いです。
当院ではこの生理食塩水を、PRPに置き換えてハイドロリリースを行っております。
PRPとは、ご自身の血液から血小板に含まれている成長因子やサイトカインだけを抽出した液体です。
主な作用としては、組織修復作用や、その過程において必須な疼痛物質を除去する鎮痛作用、また炎症を抑える抗炎症作用、さらに血流を改善する作用があります。
痛みの原因となっている筋膜部分では、筋膜の癒着や柔軟性の低下が生じています。さらに、最近の基礎研究では、痛みを起こす発痛物質の濃度が高いことに加えて、血流の低下も指摘されています。
従来の生理食塩水による手技では、筋膜の剥離や柔軟性の改善が主な目的でしたが、生理食塩水をPRPに置き換えることで、これらの効果に加えて、炎症物質を取り除く抗炎症作用や血流改善効果も期待できるようになりました。
また、生理食塩水では一時的に効果がでても、生活習慣の改善がなければすぐにもとに戻ってしまいますが、PRPの効果は半年程度続きますので、ハイドロリリースで使用した場合でも、生理食塩水よりも効果が長く継続されることが期待できます。
高濃度のPRPを使用することにより、長期的な除痛効果が期待できます。
PRPハイドロリリースはご自身の血液を利用するため、アレルギー反応や拒否反応などのリスクが少なく安心です。
採血やPRP作製、注射もすべて同日に行うことが可能なので、お忙しい方でも治療を受けていただきやすい治療スケジュールです。
PRP-FD注射はPRPから成長因子のみを抽出し、凍結乾燥(Freeze Dry)することで、さらに高濃度化しておりますので自己治癒力を高める成長因子がPRP注射の2倍以上含まれています。PRP注射は、採血当日にPRP作製から注入まで行うのに比べて、PRP-FD注射は、採血後、一旦血小板に含まれる成長因子だけを抽出、無細胞化した上でフリーズドライ加工する点で、作製には約1週間かかります。PRP-FD注射は、鎮痛作用や炎症抑制作用、組織修復作用がPRP注射よりも高いことが最大の特徴です。
患者様のお痛みの状態を確認します。
PRPを作成するための血液を採取します
採取した血液を遠心分離器にかけてPRPを抽出します
エコーで正確にトリガーポイントを見ながら、PRPを注射し、癒着している筋膜を剥がします。
注射だけなので入院の必要はなく、日帰りで受けていただけます。
患者様のお痛みの状態を確認します。
PRPを作成するための血液を採取します
採取した血液を遠心分離器にかけてPRPを抽出します
エコーで正確にトリガーポイントを見ながら、PRPを注射し、癒着している筋膜を剥がします。
注射だけなので入院の必要はなく、日帰りで受けていただけます。
時 間 | 30分程度 |
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通 院 | 必要なし |
施術部位への刺激 | 当日より入浴可能となります。 |
禁 忌 | 特になし |
起こりうるリスク | 効果の個人差、注射部の痛み、腫れ、内出血、ごく稀に注射部からの感染 |
初診料 |
2,000円
(税込 2,200円)
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施術名 | 部位 | 価格 |
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PRPハイドロリリース |
1部位 (右肩、左肩、腰部など) |
1回
29,800円
(税込 32,800円)
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2回
58,100円
(税込 64,000円)
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3回
86,400円
(税込 95,100円)
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4回
114,700円
(税込 126,200円)
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5回
143,000円
(税込 157,300円)
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6回
171,300円
(税込 188,500円)
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PRP-FDハイドロリリース |
1部位 (右肩、左肩、腰部など) |
1回
95,000円
(税込 104,500円)
|
2回
175,000円
(税込 192,500円)
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3回
255,000円
(税込 280,500円)
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4回
335,000円
(税込 368,500円)
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5回
415,000円
(税込 456,500円)
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6回
495,000円
(税込 544,500円)
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※2回以上の場合は初回にまとめて採血を行います。
※保存期間は1年となります。