50代を中心とした中年以降から肩の痛みを訴える人が急増します。肩の痛みの原因は、肩関節の周囲に炎症がおこる関節炎(四十肩・五十肩)か、変形性肩関節症の原因の一つでもある肩関節の構造の損傷(腱板断裂)がほとんどです。
四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)とは肩の関節が痛んで、関節の動きが悪くなる状態です。中年以降、特に50歳代に多くみられます。加齢により、肩の関節を作っている骨や軟骨、靭帯や腱などに炎症が起きることが主な原因だといわれています。
腱板断裂は、肩甲骨と腕の骨をつなぐ腱が切れてしまう状態です。 仕事やスポーツによる肩の酷使や加齢による腱板の衰えが断裂の要因と考えられています。放置しておくと損傷・断裂の範囲が徐々に広がって痛みがいつまでも続くことがあります。
PRPとは、多血小板血漿(Platelet Rich Plasma)の略語で、血小板を多く含んだ血液を意味します。ケガをしたときに血が止まり、自然と傷がふさがって治るのは、実は血小板の働き。血小板には、傷んだ組織を修復する「成長因子」が多く含まれているのです。
PRP肩関節注射は、そんな血小板の働きを利用して、体が本来持つ修復力をサポートする治療です。患者様ご自身の血液から多血小板血漿だけを取り出し、肩に注射するだけという手軽さなのに、痛みを抑えるだけでなく、変形性肩関節症の進行を遅らせることができます。また、ご自身の血液を使うため、拒絶反応やアレルギー反応などのリスクが少ないことも安心です。
当院の岡本慎一理事長は2010年より、PRPの研究を重ねてきました。その研究において、通常は血液の2〜3倍程度の濃縮が限界と言われているPRPを最大10倍まで濃縮することに成功。
その研究結果を発表した2011年、整形外科基礎学会『Orthopaedic Research Society』(アメリカ、ニューオリンズで開催)では、ニューインベスティゲーターアワードのファイナリストに選出された他、2012年には組織再生工学の国際的ジャーナル「Tissue Engineering」でPRP治療に関する論文が紹介されました。さらに2012年にはアメリカにおいて、PRP治療の特許を取得しました。
血小板に含まれる高濃度の成長因子の働きで肩の自己修復機能を活性化。長期的な肩の除痛効果が期待できます。
PRP肩関節注射はご自身の血液を利用するため、アレルギー反応や拒否反応などのリスクが少なく安心です。
採血と注射だけなので、手術や入院は不要です。抵侵襲ということから、ブランクを避けたいプロのスポーツ選手も受けています。
再生医療等安全性確保法(自由診療・臨床研究の枠組みで再生医療を行うための法律)のもと、特定認定委員会の厳しい審査を通過し、治療提供計画が厚生労働省に受理された医療機関だけが、再生医療を提供することができます。医療法人社団康静会グループの自己多血小板血漿の膝関節内注射に関する第二種再生医療等提供計画も、厚生労働省に受理されており、計画番号(PB3200005)を取得しています。
これまでは肩の痛みを治すのに、「運動をする」「痛み止めを飲む」「湿布を貼る」「ヒアルロン酸注射をする」などで効果がなければ、手術を受けるしかありませんでした。そこに第3の選択肢として新たに加わったのが「PRP肩関節注射」です。
受けるのが早ければ早いほど進行を遅らせることができ、「もう手術しか治療法がない」といった患者様の症状も、PRP肩関節注射だけで改善が期待できます。
PRP関節注射 | ヒアルロン酸注射 | |||
適応期 | ||||
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適応期 | 初期から中期にかけて高い効果が期待できる | 初期に高い効果が期待できる | ||
作用 | ||||
作用 | 炎症を抑え、組織を修復する | 軟骨を保護し、関節の動きを滑らかにする | ||
治療回数 | ||||
治療回数 | 1〜3回(効果を見ながら、必要があれば2・3回目を検討する) | 初めは1週間おきに3〜5回(その後は効果に応じて、2〜4週間おきに1回) | ||
即効性 | ||||
即効性 | 個人差はあるものの、早ければ2週間〜 1カ月程度で痛みが改善する |
初期であれば即効性が高く、 治療直後から痛みが和らぐことも |
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副作用 | ||||
副作用 |
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メリット | ||||
メリット |
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デメリット | ||||
デメリット |
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PRP-FD注射はPRPから成長因子のみを抽出し、凍結乾燥(Freeze Dry)することで、さらに高濃度化しておりますので自己治癒力を高める成長因子がPRP注射の2倍以上含まれています。
PRP注射は、採血当日にPRP作製から注入まで行うのに比べて、PRP-FD注射は、採血後、一旦血小板に含まれる成長因子だけを抽出、無細胞化した上でフリーズドライ加工する点で、作製には約1週間かかります。
PRP-FD注射は、鎮痛作用や炎症抑制作用、組織修復作用がPRP注射よりも高いことが最大の特徴です。
初診料 |
2,000円
(税込
2,200円)
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レントゲン読影料 |
1,000円
(税込
1,100円)
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施術名 | 部位 | 価格 | |
---|---|---|---|
PRP関節注射 |
片肩
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1回
29,800円
(税込
32,800円)
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2回
58,100円
(税込
64,000円)
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3回
86,400円
(税込
95,100円)
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4回
114,700円
(税込
126,200円)
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5回
143,000円
(税込
157,300円)
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6回
171,300円
(税込
188,500円)
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PRP-FD関節注射 |
片肩
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1回
95,000円
(税込
104,500円)
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2回
175,000円
(税込
192,500円)
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3回
255,000円
(税込
280,500円)
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4回
335,000円
(税込
368,500円)
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5回
415,000円
(税込
456,500円)
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6回
495,000円
(税込
544,500円)
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ヒアルロン酸注射 |
片肩
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2,800円
(税込
3,100円)
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関節穿刺 |
片肩
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2,500円
(税込
2,800円)
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※2回以上の場合は初回にまとめて採血を行います。
※保存期間は1年となります。
PRP関節治療をお受けになった患者様へ
医療費控除のご案内
赤羽ウェルネスクリニックでお支払いいただいた治療費には、その一部が税金から還付(返還)される、医療費控除制度が適応される場合があります。
医療費控除用の確定申告書には、医療費の支出を証明する書類(領収書など)が必要です。
1年間にご本人または、ご家族(生計を一にする親族)が支払った医療費が10万円を超える場合に、確定申告で還付金が受けとれます。
当院では、治療費の領収書を発行していますので大切に保管し、確定申告の際にご提出ください。また、領収書の再発行は致しかねますので、ご了承ください。
還付金を受け取るための、確定申告について
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◆確定申告書の記載方法については、国税庁ホームページの『医療費控除用』ページをご覧頂くか、お近くの税務署へお問い合わせください。